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名作絵本をレビューするブログです

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きんたろう

きんたろうの話がどんなのだったか、まるでぴんとこないのですよね。

「まさかりかついだ きんたろう」とか、「足柄山で くまをたおした きんたろう」とか…
かるたの読み札レベルです。

きんたろうこと坂田金時については、
金時豆の名の由来であるとか、はたまた銀魂(ジャンプ連載中)の銀さんのネタ元(あ、銀魂で金時も出ましたね)とか。
子供は金平できんぴらごぼうの名の由来であるとか
そういう豆知識程度は持っていますが、話となると…。


きんたろう  世界名作ファンタジー〈58〉きんたろう 世界名作ファンタジー〈58〉
(1999/01/25)
平田 昭吾

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さて、この本ですが、読み始めてすぐに、きんたろうがなぜ山奥にいるのかの事情を説明してくれます。

おとうさんは つよい おさむらいでしたが、 いくさで しんでしまいました。



それでおかあさんは敵につかまらないよう山奥できんたろうを育てていたらしいのです。そうなのか…

きんたろうは気は優しくて力持ち。すくすく元気に育ちました。
きんたろうが山の動物たちと相撲をしていると、みんなをいじめているクマが現れました。
クマもきんたろうにはかないません。クマの子供がかばうと、きんたろうはわらってクマをゆるしました。
クマもきんたろうと仲良くなりました

ある日きんたろうは釣りをしに大きな淵に出かけました。
するとこの淵の主の大きな鯉が飛び出してきました。
鯉は竿をくわえて戻ってしまいました。
きんたろうはすぐ水の中に飛び込み、釣竿を取り返そうと鯉と力比べになりました。
いつまでたってもきんたろうがあきらめないのでとうとう鯉がまいったをしました。そしてすっかり仲良しになりました。


なんだろうな…モヤモヤします。
仲良しって、きんたろうの思い込みなんじゃないかなあ…
と思ってたら青空文庫さんの方では
「家来にしてやりました」とのことです!やっぱりね!!ごまかさなくていいよ!!

また、ある日のこと。
きんたろうは、 どうぶつたちを ひきつれて、 たんけんに でかけました



ホラ、俺のツレ的な感じ出してきた!

探検していると橋が壊れてしまっている谷川に出てしまいました。
すると、きんたろうは木をえい!と両手で押し倒して、りっぱな木の橋をかけました。



kintaro1.jpg

まさかり使いなよ!!

その橋を渡ろうとした狸が川に落ちてしまいました。
飛び込んだきんたろうは狸を抱えましたが激しい川の流れにはかなわずどんどん流されていきます。
そのときあの時の鯉が姿を現し、きんたろうと狸を背中に乗せて助けてくれました。


こっちが黙ってたらウソッパチ(失礼)を…でも、絵を見たら絶対フィクションだと思うのです!
ホラ!!

kintaro2.jpg



そんなバカなと思うでしょう!?

けど何のために?鯉と仲良し説をごり押しするためですかね?
…と思ってたらすぐなぞが解けました。

その様子を見ていた旅のお侍がいたのです。

「なんと 力の つよい子だろう! そして また なんとゆうきのある子なんだろう!」



このためです!
狸助けはこれを言わせるための伏線だったのです!!
だからって鯉に乗る必要性は感じません!!

お侍は源頼光という、えらい大将の家来で、一緒に都に行こうと誘ってくれました。
きんたろうは都に行き、坂田金時と名を改め、有名なお侍になりました。
そして源頼光の有名な4人の家来となり、大江山の酒呑童子を退治したときには大活躍したということです。



うーん…。
盛り上がりもなく終わってしまいました。
でも、要は「きんたろう都に行けてよかったね」、ですむ話なんだと思うんですよ。
思うんですけど!
でも

少年マンガの王道要素である

努力(日ごろの鍛練)
友情(しかも動物との触れ合い)
勝利(vs熊、vs鯉、vs酒呑童子)

が入っているのにこのピンとこない感じは何ででしょうね?

話自体色々な伝説やら戯曲やらが混じってるらしいので、ぼやけちゃったんでしょうかねー。
この話ジャンプの先生が書いたらそりゃーもう面白い話になりそうな気がしません?

もう少し強い侍に俺はなる!!という強い意志を見せてくれると応援する気も出てきますし。
狸を助けるときに「体が勝手に動いちまったんだよ…バカ」とか言ってもいいですね。
ただ強いキャラだったきんたろうに深みが出てきそうな気がします。
(ナルト連載お疲れ様でした!)

各自脳内でジャンプ色を補完しながら読むのがお勧めです。



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| 名作絵本 | 14:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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はなさかじいさん

今回の本はこちら

はなさかじいさん (日本昔ばなしアニメ絵本 (7))はなさかじいさん (日本昔ばなしアニメ絵本 (7))
(2002/01)
佐々木 昇

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はなさかじいさんは、すごくざっくりいうと、
犬が「ここ掘れワンワン」して、
悪い爺さんに殺されて、
墓に植えた木が臼になって、
悪い爺さんに燃やされて、
その燃えた灰を枯れ木に撒くと花が咲いたという話ですよね。

亡くなってもなお不思議な能力でおじいさんを助ける、すごい犬の話ですが、
この本にはその他にも気になる点がございます。
話の都合上なのか、ただでさえすごい犬のしろの能力が、輪をかけてすごいことになっているのです。


まず、「ここ掘れワンワン」に至るシーン。

あるとき、おじいさんが はたけを たがやしていると、 しろが ふくろを くわえて はしってきました。



hanainu.jpg


ふくろ持参。
これ大判小判仕込んだの、しろだよね…?

それからよくばりなじいさんがしろを殺してしまった後のシーン。
よくばりなじいさんは墓に枝をさしてきたそうです。
hanabefore.jpg

この話では、お墓つくってあげたのはよくばりなじいさんなんですね。
色々ネットで探しましたが、このパターンをみたのはこのお話だけで、あとは正直じいさんが作っています。
(もし他にもありましたらすみません…(>_<)
子供に「よくばりじいさんもやさしいところがあるよ」と思わせるためかもしれませんね。

やさしいおじいさん が おしえられた ばしょに いくと、 なんと えだが ふといまるたに なっていました。



それがこちら。
hanaafter.jpg


ええええええ!!
そうきたか…もう臼にしてくださいと言わんばかりです。
…ちょっと手際が良すぎというか…若干引くなあ。

そして臼でモチをつくと大判小判がつぎつぎとでてきました。
よくばりじいさんに臼を貸すと、燃やされて灰になってしまいました。
しかし、その灰は見事枯れ木に花を咲かせました。
灰を撒くおじいさんには、喜んでいるしろの鳴き声が聞こえてきたそうです…

…しろが怖くなってきました…
超能力が呪いレベルです…

こういう民話にはいろんなバリエーションがあるものです。
青空文庫さんの花咲かじじいやネットでその他のお話を探しましたが、
ふくろとまるたは見かけなかったので、子供向け用のアレンジなのかもしれません。
青空文庫さんは臼からモチだけがたくさん出てきます。
個人的にはそれの方がいいなあ。
現実でモチついてるときに小判が一緒に出てきたら、もう大惨事!
モチは食べられないわ、小判のモチ剥がしにくいわで大変だもの。




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| 名作絵本 | 06:20 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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子供の紹介

今さらながらですが、私が読む相手を紹介します。仮名です。


娘りんちゃん
もうすぐ4歳☆
好きな色はピンクと紫
好きな形はハートとリボン!
好きなキャラはプリキュアとプリンセス!!

好きなおにぎりの具は明太子(色で選んでいる)
好きな果物はぶどう(同上)という
どこまでもピンクと紫好きの女子です。
部屋もピンクと紫にしたいらしい。Oh…

本はお姫様が出てくるものは全般好きです。


息子もんちゃん
もうすぐ7歳!のAB型男子。
頭の中はポケモンと妖怪ウォッチでいっぱい。

本は、妖怪、おばけ、どろぼう系が好きです。

それと、アイカーリー+サム&キャットの大ファン!
アイカーリーの1シーズンの途中からずっとみています。再放送で前の分もチェック済み。
サム&キャット、2015年春から新シリーズ放送決定ですってね。
大丈夫か…?

今のところこんな感じです。

| はじめに | 13:06 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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にんぎょひめ

とにかくプリンセスとプリキュア好きのお子様にお勧めしたいのがコチラ!

にんぎょひめ (せかいめいさくアニメえほん)にんぎょひめ (せかいめいさくアニメえほん)
(2013/05/25)
薬師 夕馬

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萌えーーー!

こちらの人魚姫はプリキュアでおなじみの上北ふたご先生が絵を描いていらっしゃいます。
先生いつも娘がお世話になっております!
かわいいキャラクターはもちろん、このヒレの部分のハートなども娘が心を奪われたところです。
細かいところでも娘心をわしづかみ、さすがです。

それから「かぞくでたのしいかわでの絵本」は、その名の通り、女の子だけがキュンキュンする絵本ではありません。
お姉さん人魚のお尻が覗いていたり、
人魚姫のヌードがあったりとちょいエロもバッチリ
男の子にも(たぶん)楽しんでいただける絵本なのです!

まー親としては絵がかわいすぎてちょっと気まずいところもあります。
特に、人間になった人魚姫をお城に連れてかえった王子の絵は、
人魚姫がカワイイから下心バリバリで傍に置いているようにしか見えませんし、
隣の国の王女様と結婚した王子を殺そうと寝室にしのびこんだところなんかですね…。

そのとき 王子さまが ゆめの中で 花よめの なを よんだのです。


ningyo.jpg

ヤダ、王子と王女がなんか生々しい!



ところで。
王子に恋するあまり人間の世界に行きたくなった人魚姫が、物知りのおばあさんに尋ねるシーンがあるのですが
それがちょっと唐突なんですよね。

「人げんは いつまでも いきていることが できるのでしょうか」



正直、なんでそんなこと聞くの?と思いました。
王子への恋わずらいと、人間の寿命の話はなんだかズレてる気がしたのです。
その質問に対して、おばあさんは
人間の一生は人魚よりもずっと短いが、人魚にはない魂があり、それは永遠に消えることがない。
と答えます。

…なんだかよくわかんないけどわかった((C)トッキュウ1号)ような…

私が好きな青空文庫さんの『人魚のひいさま』を読んでみますと、

人魚は
・王子が好き
 ↓
・人間になりたい
 ↓
天国へ昇っていける、死なない魂もほしい(人魚は死ぬと泡になる)
 ↓
・人魚が魂を手に入れるには、人間が人魚を愛し、永遠の誓いをしてもらうことで、
人間の魂を分けてもらうことができる
 ↓
どうしても王子と結ばれたい!!

ということらしく、唐突だと思った魂の話は、結構重要なポイントになってきます。ただ単に王子のことが好きなだけではないのです。
『人魚のひいさま』の方では、
最終的に魂を手に入れられなかった人魚姫は、泡になった後、別の方法で魂を手に入れる方法を教えてもらっています。

絵本の方ではこうなっています。

やさしい ひかりに つつまれ たかく たかく そらを のぼって いきました



人魚が天国に昇っていく…それは魂を手に入れることができたからでしょう。

人魚姫奥が深いです!!おすすめです。





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| 名作絵本 | 04:04 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ジャックと豆の木

ジャックと豆の木といえば、あれですよね、ジャックが豆の木を登って、天国みたいなところに行って帰ってくるというような話ですよね(本当にうろ覚え)

さあ、どんな話だったでしょうか。レビューするのはこの本。
jack-a.jpg
(名作アニメ絵本シリーズ30 ジャックと豆の木/平田昭吾/1986)
ずいぶん古いですね…実家から持ってきたのかしら。


ジャックはお母さんと二人暮らしです。あるとき、牛の乳がでなくなってしまいました。
生計をたてるためにその牛を売って種を買おうと出かけたところ、不思議なおじいさんと出会います。
不思議なおじいさんはジャックに、豆一粒と牛を交換しようと持ちかけられ、交換してしまいました。
お母さんは怒って豆を庭に捨ててしまいました。


ま、当然ですね

翌日ジャックが目を覚ますと、豆の木が天高く伸びています。
ジャックは豆の木をどんどん登って、雲の上にある天の世界のお城に着きました。
門をたたくと、大きなおばさんが出てきました。

「おはよう おばさん。なにか たべものを くれませんか」



開口一番。ずうずうしいなジャック…

おばさんは食べ物をを出してくれました。ジャックが食べていると、すごい足音が響いてきました。
おばさんの旦那は人食い鬼だったのです。おばさんはジャックをかまどの中に隠しました。


優しい…(´Д⊂ヽ人食い鬼にはもったいないです

人食い鬼は部屋に入ると、人間のにおいがすることに気が付きましたが、
おばさんが「昨晩お前さんが食べた男の子の匂いさ」とごまかしてくれました。
人食い鬼が寝ている間にジャックは鬼の金貨の袋を1つ奪い、豆の木を下りて逃げました。

ジャック!

無事帰ったジャックは、そのお金をみんな遣ってしまいました。

ジャック!!(2回目)

再び豆の木を登ったジャックに、おばさんは「金貨の袋を持っていかなかったか」と聞きましたが、
ジャックは「そんなことはしていない」と答えます。

「おばさん、 ぼく おなかがぺこぺこなんです」



おばさんは御馳走してくれました。そして、鬼の足音がしたので、またかまどの中に隠してくれました。
鬼は金の卵を産むニワトリを連れてきました。
鬼が眠り始めたので、ジャックはニワトリを盗んで豆の木を下りました。

ジャック!!!(3回目)

帰ってお母さんに説明し、金の卵を産ませて見せました。
お母さんは「危ないことはやめろ」といいましたがジャックは聞く耳を持ちません。
ニワトリが死んでしまったので、ジャックはまた豆の木に登りました。
今度は勝手に忍び込んでかまどの中に隠れます。



…もう盗む気マンマンじゃないですか。


鬼は今度は金の竪琴を持ってきました。
竪琴は美しい音を奏でます。ジャックは今までと同じように眠った隙を見計らって奪って逃げました。
金の竪琴が「だんなさま泥棒です!」と叫んだので、鬼は目を覚ましてしまいました。
逃げるジャックを鬼は追いかけます。

「どろぼうこぞう、つかまえて くってやる!」



本当に返す言葉もありません。
仏の顔も3度までという言葉もありますが、鬼に対して3度盗みを働いたわけですからね。


一足先に下りたジャックはお母さんに斧をもってこさせると、豆の木を切りつけました。
豆の木は倒れ、人食い鬼は落ちて死んでしまいました。



ジャックーーー!!!


それからジャックは生まれ変わったように一所懸命働きました。
ある日、この国のお姫様が、ジャックが持っている竪琴の噂を聞いて見に来ました。
そして働き者のジャックのことを好きになりました。そして二人は結婚することになりました。

こうしてジャックとお姫様は幸せに暮らしました。




終わりとしてはハッピーエンドです。
感想ですが…


…お姫様は完全にだまされてますよね。

ジャックのしたことは若気の至りですまされないですよ!(ギリギリ)
あれだけ親切にしてくれたおばさんのことを考えると胸が苦しくなります…!!

ところで、
青空文庫さんのジャックと豆の木(楠山正雄)
を読みますと、
もともと「天のお城も宝も、ジャックのお父さんのものだったが、お父さんを殺して鬼が奪った」という設定が出てきます。


ジャックは妖女にこう告げられます。

「ここからそうとおくはない所に、おそろしい鬼の大男が、すみかにしている、お城のような家がある。
じつはその鬼が、むかし、そのお城に住んでいたお前のおとうさんをころして、
城といっしょに、そのもっていたおたからのこらずとってしまったものだから、
お前のうちは、すっかり貧乏(びんぼう)になってしまったのさ。
そうしてお前も、赤ちゃんのときから、かわいそうに、お前のおかあさんのふところにだかれたまま、
下界(げかい)におちぶれて、なさけないくらしをするようになったのだよ。
だから、もういちど、そのたからをとりかえして、わるいその鬼を、ひどいめにあわしてやるのが、お前のやくめなのだよ。」



そうなるとジャックの荒っぽい行動は「取り返すため」なので、全然見方が変わってきます。

あと、全然話の流れには関係ないことですが、天に登ることを、青空文庫さんの方では「天上する」と言っててそれがツボでした。天上したいぜ。

面白いです!是非読んでみてください。

jack.jpg

実は実家に帰省中。


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