ニュアンスが違いませんか

名作絵本をレビューするブログです

2014年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年10月

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ジャックと豆の木

ジャックと豆の木といえば、あれですよね、ジャックが豆の木を登って、天国みたいなところに行って帰ってくるというような話ですよね(本当にうろ覚え)

さあ、どんな話だったでしょうか。レビューするのはこの本。
jack-a.jpg
(名作アニメ絵本シリーズ30 ジャックと豆の木/平田昭吾/1986)
ずいぶん古いですね…実家から持ってきたのかしら。


ジャックはお母さんと二人暮らしです。あるとき、牛の乳がでなくなってしまいました。
生計をたてるためにその牛を売って種を買おうと出かけたところ、不思議なおじいさんと出会います。
不思議なおじいさんはジャックに、豆一粒と牛を交換しようと持ちかけられ、交換してしまいました。
お母さんは怒って豆を庭に捨ててしまいました。


ま、当然ですね

翌日ジャックが目を覚ますと、豆の木が天高く伸びています。
ジャックは豆の木をどんどん登って、雲の上にある天の世界のお城に着きました。
門をたたくと、大きなおばさんが出てきました。

「おはよう おばさん。なにか たべものを くれませんか」



開口一番。ずうずうしいなジャック…

おばさんは食べ物をを出してくれました。ジャックが食べていると、すごい足音が響いてきました。
おばさんの旦那は人食い鬼だったのです。おばさんはジャックをかまどの中に隠しました。


優しい…(´Д⊂ヽ人食い鬼にはもったいないです

人食い鬼は部屋に入ると、人間のにおいがすることに気が付きましたが、
おばさんが「昨晩お前さんが食べた男の子の匂いさ」とごまかしてくれました。
人食い鬼が寝ている間にジャックは鬼の金貨の袋を1つ奪い、豆の木を下りて逃げました。

ジャック!

無事帰ったジャックは、そのお金をみんな遣ってしまいました。

ジャック!!(2回目)

再び豆の木を登ったジャックに、おばさんは「金貨の袋を持っていかなかったか」と聞きましたが、
ジャックは「そんなことはしていない」と答えます。

「おばさん、 ぼく おなかがぺこぺこなんです」



おばさんは御馳走してくれました。そして、鬼の足音がしたので、またかまどの中に隠してくれました。
鬼は金の卵を産むニワトリを連れてきました。
鬼が眠り始めたので、ジャックはニワトリを盗んで豆の木を下りました。

ジャック!!!(3回目)

帰ってお母さんに説明し、金の卵を産ませて見せました。
お母さんは「危ないことはやめろ」といいましたがジャックは聞く耳を持ちません。
ニワトリが死んでしまったので、ジャックはまた豆の木に登りました。
今度は勝手に忍び込んでかまどの中に隠れます。



…もう盗む気マンマンじゃないですか。


鬼は今度は金の竪琴を持ってきました。
竪琴は美しい音を奏でます。ジャックは今までと同じように眠った隙を見計らって奪って逃げました。
金の竪琴が「だんなさま泥棒です!」と叫んだので、鬼は目を覚ましてしまいました。
逃げるジャックを鬼は追いかけます。

「どろぼうこぞう、つかまえて くってやる!」



本当に返す言葉もありません。
仏の顔も3度までという言葉もありますが、鬼に対して3度盗みを働いたわけですからね。


一足先に下りたジャックはお母さんに斧をもってこさせると、豆の木を切りつけました。
豆の木は倒れ、人食い鬼は落ちて死んでしまいました。



ジャックーーー!!!


それからジャックは生まれ変わったように一所懸命働きました。
ある日、この国のお姫様が、ジャックが持っている竪琴の噂を聞いて見に来ました。
そして働き者のジャックのことを好きになりました。そして二人は結婚することになりました。

こうしてジャックとお姫様は幸せに暮らしました。




終わりとしてはハッピーエンドです。
感想ですが…


…お姫様は完全にだまされてますよね。

ジャックのしたことは若気の至りですまされないですよ!(ギリギリ)
あれだけ親切にしてくれたおばさんのことを考えると胸が苦しくなります…!!

ところで、
青空文庫さんのジャックと豆の木(楠山正雄)
を読みますと、
もともと「天のお城も宝も、ジャックのお父さんのものだったが、お父さんを殺して鬼が奪った」という設定が出てきます。


ジャックは妖女にこう告げられます。

「ここからそうとおくはない所に、おそろしい鬼の大男が、すみかにしている、お城のような家がある。
じつはその鬼が、むかし、そのお城に住んでいたお前のおとうさんをころして、
城といっしょに、そのもっていたおたからのこらずとってしまったものだから、
お前のうちは、すっかり貧乏(びんぼう)になってしまったのさ。
そうしてお前も、赤ちゃんのときから、かわいそうに、お前のおかあさんのふところにだかれたまま、
下界(げかい)におちぶれて、なさけないくらしをするようになったのだよ。
だから、もういちど、そのたからをとりかえして、わるいその鬼を、ひどいめにあわしてやるのが、お前のやくめなのだよ。」



そうなるとジャックの荒っぽい行動は「取り返すため」なので、全然見方が変わってきます。

あと、全然話の流れには関係ないことですが、天に登ることを、青空文庫さんの方では「天上する」と言っててそれがツボでした。天上したいぜ。

面白いです!是非読んでみてください。

jack.jpg

実は実家に帰省中。


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| 名作絵本 | 10:10 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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プリキュアえほん

プリキュアオールスターズ 名作えほんという本があります。


おともだち よみきかせ絵本シリーズ28 プリキュアオールスターズ 名作えほん(1) くるみわりにんぎょう きんの がちょう (講談社のテレビえほん(おともだち))おともだち よみきかせ絵本シリーズ28 プリキュアオールスターズ 名作えほん(1) くるみわりにんぎょう きんの がちょう (講談社のテレビえほん(おともだち))
(2014/06/28)
講談社

商品詳細を見る


プリキュアたちによる劇、といった形をとった面白い絵本です。
私が見た時には男の子向けがなかったのですが、
男の子向けのもあってもいいかもしれません。ポケモンとか。

2本立てになってますので、読むのは正直疲れます…。
この本はくるみわり人形と金のがちょうが収録されていますが、
きんのがちょうで、どうも配役について気になるところがあるので、そこだけ。


KIN-2.jpg



KIN-1.jpg

…兄?

ていうか誰?
なんせ絵本の人物紹介にも載っていないキャラなのです。
調べてみたらブンビーさんという敵キャラだそう。
最近プリキュアをたしなみ始めたので知りませんでした。

話の流れとしては、兄は小人に優しくしなかったせいで、手にけがを負ってしまいます。
プリキュアが小人に優しくしないわけがない!ということでプリキュアを外したのかなと思ったのですが
ちょっと兄弟っつーのは無理がありませんか?

しかも「母親は兄を溺愛している」という設定で、あえての配役。
血の繋がってない兄弟っぽくしてるせいで、溺愛のニュアンスがちょっと変わってくるといいますか…。
禁じられたソレ、という感じです。
読む側としては心の中で生々しいな、と突っ込みつつ、子供に悟られないように読んでます。

プリキュアえほん、面白いです!


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| 名作絵本 | 13:37 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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アルプスの少女

アルプスの少女ハイジ

ハイジといえば「クララが立った!」ですよね。
でもその他はどんな話だったでしょうか。
私が覚えていることといえば、
ペーターとヤギのユキちゃんがいて、ハイジと仲良しである、ということ。
ハイジはおじいさんと二人暮らしであるということ。
ハイジが「クララのバカ!」と怒って、なんだかんだで立てるようになったこと。
ようするにどういう経緯で「クララが立った」に至ったかというのはすっかり忘れておりました。
そういう前提で読んでみます。なにとぞお付き合いください。


アルプスの少女  世界名作ファンタジー (25)アルプスの少女 世界名作ファンタジー (25)
(1987/01/12)
平田 昭吾

商品詳細を見る


手に取ったのはこの絵本。
囲ってあるところは引用箇所です。

もともとハイジはデーテおばさんと二人暮らしだったのですが、デーテおばさんがフランクフルトへ働きに出ることになり、アルプスに住むアルムじいさんに預けられることになったのです。

「わたし、フランクフルトにはたらきにいきます。まごのハイジをそだててくださいね」



みごとに要件のみ。

預けるなりデーテおばさんはさっさと山を下りて行ってしまったので、アルムじいさんもしぶしぶ承諾しました。ハイジも山の生活に慣れ、ペーターやペーターのおばあさんと仲良しになりました。
アルムじいさんはハイジを溺愛するようになり、離れたくないあまりに、「ハイジを学校に」と誘いにきた牧師さんを追い出してしまいます。学校に行くにはハイジをふもとの村に預けないといけないからです。

「しかし、べんきょうをしたり、神さまにおいのりしなければなりません」
そういうぼくしさんを、おじいさんはたたきだしてしまいました。



HAIJI1.jpg

たたきだす!

このあたりで、こういう話だったか?という気になってきませんか?私は読んでて不安になってきました。



そしてその後、デーテおばさんがやってきます。

学校に行かせないアルムじいさんを咎め、無理やりハイジを連れて行きます。
知り合いの金持ちの家の娘(クララ)の話し相手にするためです。
嫌がるハイジを「フランクフルトについたらおみやげを買って帰るだけだ」とウソをついて汽車にのせ、
ゼーゼマン家に連れて行きました。

デーテ…

ゼーゼマン家に着くと、母親代わりのロッテンマイアーとクララがいました。
クララは病気で車いすに乗っています。
ハイジが学校に行ってないことを告げるとロッテンマイアーはハイジを預かることを渋ります。
しかし、クララが一人は嫌だと泣き出したので、ハイジを置くことを承知したのでした。
しかしハイジはゼーゼマン家の生活にはなじめず、毎日毎日ロッテンマイアーに怒られて暮らします。
ある日クララのおばあさんが訪ねてきて、ハイジに絵本をプレゼントしました。
おかげでハイジは字をよめるようになりました。


デーテ…(2回目)

学校に行かせなかったアルムじいさんを責めたくせに、自分では教えなかったようです。受け入れ拒否の家に無理やり預けられるハイジが気の毒です。




おばあさんが帰ってしまうと、ハイジのホームシックはひどくなり、ついに寝ている間に徘徊してしまうようになります。
シーツをかぶったまま歩くその姿は幽霊のようで、ゼーゼマン家では大騒動になったのでした。


幼子への多大なるストレスに胸が痛みます。
私などは憤りで興奮してきますので、寝る前に読む絵本としては不適切かもしれません。


医者のすすめもあり、ハイジは山にかえることになりました。
ハイジもすっかり元気になったある日、クララが山に遊びに来ました。
久し振りに会えた二人は楽しくて仕方ありません。
面白くないのはペーターです。
クララにハイジを取られてやきもちを焼いたペーターは、クララの車いすを谷に突き落としてしまいました。


HAIJI3.jpg

突き落とす!


クララのおばあさんは「神様が車いすに頼らず歩きなさいと教えてくれたのです」といってペーターを許しました。
それからペーターとハイジはクララの手を取って歩く練習を手伝いました。
クララはみんなの愛の力で歩けるようになりました。

終わり方としてはハッピーエンドの形です。
ですが、読後の感想としては「ハイジ…(ノД`)」です。

本当は背景にいろいろあるのです。アルムじいさんが神様を信じなくなった理由とか。
でもそれらを省略して、必要最低限だけ抽出するとこうなる、というのが名作絵本の面白さだと思います。

是非読んでみてください。





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| 名作絵本 | 15:31 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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はじめまして

はじめまして、かちかちたぬきといいます。育児中の主婦です。

子供と一緒に書店に行きますと、「ママこれ買って」とねだられ、名作絵本を手に取ることがあります。
アニメ名作絵本だったり、ディ○ニー絵本だったりしますが、正方形に近い本です。

値段400円前後と比較的絵本の値段としては安いのと、
なにせ名作ですので、読んで損はしないだろうと購入してみますと「こういう話だったかしら?」ということが多々あります。

ダイジェストのために色々なニュアンスが省略がされていたり、
時代に合わせて絵や話を変えていたり、
はたまた映画が原作だったりすると、自分が知ってる話とはまた別のお話だったりするのです。
そのたびにモヤモヤしながら読み聞かせておりまして、今回重い腰を上げることにしました。

長いお話を子供が飽きない程度にギュッと凝縮した、まさに一字一句無駄のない絵本に
素人が口を挟むのは申し訳ない話ではありますが、
読み聞かせ側のモヤモヤを解消するためのブログです。

【追記】
お話のあらすじはこの色で表示しております。
引用部分は囲ってあります。

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