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アルプスの少女

アルプスの少女ハイジ

ハイジといえば「クララが立った!」ですよね。
でもその他はどんな話だったでしょうか。
私が覚えていることといえば、
ペーターとヤギのユキちゃんがいて、ハイジと仲良しである、ということ。
ハイジはおじいさんと二人暮らしであるということ。
ハイジが「クララのバカ!」と怒って、なんだかんだで立てるようになったこと。
ようするにどういう経緯で「クララが立った」に至ったかというのはすっかり忘れておりました。
そういう前提で読んでみます。なにとぞお付き合いください。


アルプスの少女  世界名作ファンタジー (25)アルプスの少女 世界名作ファンタジー (25)
(1987/01/12)
平田 昭吾

商品詳細を見る


手に取ったのはこの絵本。
囲ってあるところは引用箇所です。

もともとハイジはデーテおばさんと二人暮らしだったのですが、デーテおばさんがフランクフルトへ働きに出ることになり、アルプスに住むアルムじいさんに預けられることになったのです。

「わたし、フランクフルトにはたらきにいきます。まごのハイジをそだててくださいね」



みごとに要件のみ。

預けるなりデーテおばさんはさっさと山を下りて行ってしまったので、アルムじいさんもしぶしぶ承諾しました。ハイジも山の生活に慣れ、ペーターやペーターのおばあさんと仲良しになりました。
アルムじいさんはハイジを溺愛するようになり、離れたくないあまりに、「ハイジを学校に」と誘いにきた牧師さんを追い出してしまいます。学校に行くにはハイジをふもとの村に預けないといけないからです。

「しかし、べんきょうをしたり、神さまにおいのりしなければなりません」
そういうぼくしさんを、おじいさんはたたきだしてしまいました。



HAIJI1.jpg

たたきだす!

このあたりで、こういう話だったか?という気になってきませんか?私は読んでて不安になってきました。



そしてその後、デーテおばさんがやってきます。

学校に行かせないアルムじいさんを咎め、無理やりハイジを連れて行きます。
知り合いの金持ちの家の娘(クララ)の話し相手にするためです。
嫌がるハイジを「フランクフルトについたらおみやげを買って帰るだけだ」とウソをついて汽車にのせ、
ゼーゼマン家に連れて行きました。

デーテ…

ゼーゼマン家に着くと、母親代わりのロッテンマイアーとクララがいました。
クララは病気で車いすに乗っています。
ハイジが学校に行ってないことを告げるとロッテンマイアーはハイジを預かることを渋ります。
しかし、クララが一人は嫌だと泣き出したので、ハイジを置くことを承知したのでした。
しかしハイジはゼーゼマン家の生活にはなじめず、毎日毎日ロッテンマイアーに怒られて暮らします。
ある日クララのおばあさんが訪ねてきて、ハイジに絵本をプレゼントしました。
おかげでハイジは字をよめるようになりました。


デーテ…(2回目)

学校に行かせなかったアルムじいさんを責めたくせに、自分では教えなかったようです。受け入れ拒否の家に無理やり預けられるハイジが気の毒です。




おばあさんが帰ってしまうと、ハイジのホームシックはひどくなり、ついに寝ている間に徘徊してしまうようになります。
シーツをかぶったまま歩くその姿は幽霊のようで、ゼーゼマン家では大騒動になったのでした。


幼子への多大なるストレスに胸が痛みます。
私などは憤りで興奮してきますので、寝る前に読む絵本としては不適切かもしれません。


医者のすすめもあり、ハイジは山にかえることになりました。
ハイジもすっかり元気になったある日、クララが山に遊びに来ました。
久し振りに会えた二人は楽しくて仕方ありません。
面白くないのはペーターです。
クララにハイジを取られてやきもちを焼いたペーターは、クララの車いすを谷に突き落としてしまいました。


HAIJI3.jpg

突き落とす!


クララのおばあさんは「神様が車いすに頼らず歩きなさいと教えてくれたのです」といってペーターを許しました。
それからペーターとハイジはクララの手を取って歩く練習を手伝いました。
クララはみんなの愛の力で歩けるようになりました。

終わり方としてはハッピーエンドの形です。
ですが、読後の感想としては「ハイジ…(ノД`)」です。

本当は背景にいろいろあるのです。アルムじいさんが神様を信じなくなった理由とか。
でもそれらを省略して、必要最低限だけ抽出するとこうなる、というのが名作絵本の面白さだと思います。

是非読んでみてください。





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