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ジャックと豆の木

ジャックと豆の木といえば、あれですよね、ジャックが豆の木を登って、天国みたいなところに行って帰ってくるというような話ですよね(本当にうろ覚え)

さあ、どんな話だったでしょうか。レビューするのはこの本。
jack-a.jpg
(名作アニメ絵本シリーズ30 ジャックと豆の木/平田昭吾/1986)
ずいぶん古いですね…実家から持ってきたのかしら。


ジャックはお母さんと二人暮らしです。あるとき、牛の乳がでなくなってしまいました。
生計をたてるためにその牛を売って種を買おうと出かけたところ、不思議なおじいさんと出会います。
不思議なおじいさんはジャックに、豆一粒と牛を交換しようと持ちかけられ、交換してしまいました。
お母さんは怒って豆を庭に捨ててしまいました。


ま、当然ですね

翌日ジャックが目を覚ますと、豆の木が天高く伸びています。
ジャックは豆の木をどんどん登って、雲の上にある天の世界のお城に着きました。
門をたたくと、大きなおばさんが出てきました。

「おはよう おばさん。なにか たべものを くれませんか」



開口一番。ずうずうしいなジャック…

おばさんは食べ物をを出してくれました。ジャックが食べていると、すごい足音が響いてきました。
おばさんの旦那は人食い鬼だったのです。おばさんはジャックをかまどの中に隠しました。


優しい…(´Д⊂ヽ人食い鬼にはもったいないです

人食い鬼は部屋に入ると、人間のにおいがすることに気が付きましたが、
おばさんが「昨晩お前さんが食べた男の子の匂いさ」とごまかしてくれました。
人食い鬼が寝ている間にジャックは鬼の金貨の袋を1つ奪い、豆の木を下りて逃げました。

ジャック!

無事帰ったジャックは、そのお金をみんな遣ってしまいました。

ジャック!!(2回目)

再び豆の木を登ったジャックに、おばさんは「金貨の袋を持っていかなかったか」と聞きましたが、
ジャックは「そんなことはしていない」と答えます。

「おばさん、 ぼく おなかがぺこぺこなんです」



おばさんは御馳走してくれました。そして、鬼の足音がしたので、またかまどの中に隠してくれました。
鬼は金の卵を産むニワトリを連れてきました。
鬼が眠り始めたので、ジャックはニワトリを盗んで豆の木を下りました。

ジャック!!!(3回目)

帰ってお母さんに説明し、金の卵を産ませて見せました。
お母さんは「危ないことはやめろ」といいましたがジャックは聞く耳を持ちません。
ニワトリが死んでしまったので、ジャックはまた豆の木に登りました。
今度は勝手に忍び込んでかまどの中に隠れます。



…もう盗む気マンマンじゃないですか。


鬼は今度は金の竪琴を持ってきました。
竪琴は美しい音を奏でます。ジャックは今までと同じように眠った隙を見計らって奪って逃げました。
金の竪琴が「だんなさま泥棒です!」と叫んだので、鬼は目を覚ましてしまいました。
逃げるジャックを鬼は追いかけます。

「どろぼうこぞう、つかまえて くってやる!」



本当に返す言葉もありません。
仏の顔も3度までという言葉もありますが、鬼に対して3度盗みを働いたわけですからね。


一足先に下りたジャックはお母さんに斧をもってこさせると、豆の木を切りつけました。
豆の木は倒れ、人食い鬼は落ちて死んでしまいました。



ジャックーーー!!!


それからジャックは生まれ変わったように一所懸命働きました。
ある日、この国のお姫様が、ジャックが持っている竪琴の噂を聞いて見に来ました。
そして働き者のジャックのことを好きになりました。そして二人は結婚することになりました。

こうしてジャックとお姫様は幸せに暮らしました。




終わりとしてはハッピーエンドです。
感想ですが…


…お姫様は完全にだまされてますよね。

ジャックのしたことは若気の至りですまされないですよ!(ギリギリ)
あれだけ親切にしてくれたおばさんのことを考えると胸が苦しくなります…!!

ところで、
青空文庫さんのジャックと豆の木(楠山正雄)
を読みますと、
もともと「天のお城も宝も、ジャックのお父さんのものだったが、お父さんを殺して鬼が奪った」という設定が出てきます。


ジャックは妖女にこう告げられます。

「ここからそうとおくはない所に、おそろしい鬼の大男が、すみかにしている、お城のような家がある。
じつはその鬼が、むかし、そのお城に住んでいたお前のおとうさんをころして、
城といっしょに、そのもっていたおたからのこらずとってしまったものだから、
お前のうちは、すっかり貧乏(びんぼう)になってしまったのさ。
そうしてお前も、赤ちゃんのときから、かわいそうに、お前のおかあさんのふところにだかれたまま、
下界(げかい)におちぶれて、なさけないくらしをするようになったのだよ。
だから、もういちど、そのたからをとりかえして、わるいその鬼を、ひどいめにあわしてやるのが、お前のやくめなのだよ。」



そうなるとジャックの荒っぽい行動は「取り返すため」なので、全然見方が変わってきます。

あと、全然話の流れには関係ないことですが、天に登ることを、青空文庫さんの方では「天上する」と言っててそれがツボでした。天上したいぜ。

面白いです!是非読んでみてください。

jack.jpg

実は実家に帰省中。


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COMMENT

全くの通りすがりの者です。
私もちょうど、「名作アニメ絵本シリーズ」を読んで、あれれ…?と思っていて、本当に同じことを感じていたので、なんだかすっきりしました。
特に、ジャックと豆の木は娘が「読んで♡」と言うので借りましたが、
「こ、こ、こんな話だっけ?」「ジャック!」と読みながら心の中で叫びました。

| うんたん | 2014/10/11 21:00 | URL |

はじめまして!

うんたんさんはじめまして!
コメントありがとうございます。
それから「あれれ?」と感じた方に読んでいただけて本当にうれしいです!!お仲間発見…!
ジャックと豆の木は特に肝心なところが省略されているような気がします。その乱暴さも名作絵本の持ち味ですね☆

またいらしてください!ありがとうございました。

| かちかちたぬき | 2014/10/14 06:32 | URL | ≫ EDIT















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